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現在、日本の女性が発症するがんのうち、罹患率1位の乳がんは、年間約3万5千人の女性が発症しています(厚生労働省調べ)。罹患率は毎年増加しており、ここ最近20年間で約2倍になっています。アメリカなどの欧米各国と比較すると日本の罹患率は約3分の1ですが、近い将来は欧米の罹患率に近づくことが予想されています。その原因として、遺伝、出産年齢の高齢化、早い初経や遅い閉経、ホルモンバランスの異常などが疑われています。また、 昔と比べて食事内容の欧米化が進んだことによる、脂肪分の多い食事も乳がんの原因であると言われています。
現在では早期乳がんに対して乳房温存手術が執られることが一般的です。しかしこの術式でも一定量の組織を切除する以上、切除部位の変形や組織の容量不足を避けることができません。現在、これを解決する方法として各種の組織移植(広背筋や腹直筋など)術や人工乳房(乳房プロテーゼ)移植術などがあります。しかし、組織移植術は広範囲の切開を行うため、大きな傷を残します。人工物による再建術は、細菌感染にした場合に摘出を余儀なくされたり、また異物反応やカプセル拘縮を起こし硬くなったり、変形したりすることが問題です。
大きな傷を残さずに乳房再建を行う方法として自家脂肪注入術という方法があります。しかし、これまでの技術では組織の増大効果が小さいなどの問題点があります。
U.H さん40代前半長身・シリコンバッグ挿入による再建術後の患者様
A.W さん50代前半
K.J さん40代前半温存手術、放射線照射をされた患者様
D.Q さん30代半ば温存手術、放射線照射をされた患者様
M.H さん40代前半乳腺皮下全摘後、他院でシリコンバッグ挿入術後の患者様